けーすけ109

許された子どもたちのけーすけ109のレビュー・感想・評価

許された子どもたち(2019年製作の映画)
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一人の少年が命を落とした
同級生による犯行であったが
最終的に裁判になり判定は無罪
加害者は罪に問われる事が無くなった


現行の少年法における問題提起
加害者の視点
被害者の視点
法的に裁かれる事はなかった
しかしながら遺族には息子が死んだ事実
だけが重くのしかかる


義務教育の中の限られた狭い世界のなかで
"ただ何となく"がきっかけで起こる出来事
何が正しくて何が間違っているのか
判断も曖昧で責任という言葉にも
どこかピンと来ていない少年たち


起こってしまった出来事は
そこはかとなく周りが知る事となる
警察、学校、近所、ネット民
周知の出来事と欺いた本当の出来事
答えは形として家族に降り掛かることになる


加害者家族の目線を中心に
生々しく痛々しい現実を描き貫く
「もしあなたの子供が人を殺したら
        あなたはどうしますか?」
けーすけ109

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