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許された子どもたちのtype00denのネタバレレビュー・内容・結末

許された子どもたち(2019年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
この一本で色々と考えさせられる良い作品でした。
それと各人物がちゃんとどういう人かわかるように描かれていて良かったです。
まず思ったのは素直に罪を認めるのが一番良い選択肢だったとことですね。
メインの子は自分がどうすれば良いか終始わかっていないが罪の意識はあるというのが終始の状態だと思います。
里帰りも自分がどうすれば良いのか知るための帰還でしたが誰も答えを教えてくれませんでした。
そもそも罪を表だって認めてないので人に聞けないんですよね。
だから最初に罪を認めていないのが一番のミス。
遺族にあってもわからず。反省をしているのを見てもそれが偽善にしか見えず納得できず。元のあり方をするには考えすぎた。この時点で一応更生はしているんですよね。
最後のあり方は親子共々互いの為に生きるしかないと覚悟がついたのかなとだから明るいのだと思います。個人的には、最後になってもメインの子は彼は見えていると思いますね。それでも生きていくと覚悟がついただけだと。
なので罪を償わないのです。
怖い作品だな。
本作、神の目で観ている観客は炎上も自業自得とできるところが本気で作っていると思うんですよね。
終始炎上や嫌がらせをする奴はカスと描いている、何故なら資格もないし覚悟もない単なる腹いせでしかないと描いている。
いじめも同じと描いていますね。
メインの子がしていたのもそうですね。終始苛立っていて何をすれば良いか分からず物や他人に当たっていると。
多分いじめがなぜ起こるかの議論であった夢を持つが、一番解決策に近いのでしょうね。
本作最初に真実がわかっていますが、本来はニンゲンにはわかりません。なのに加害者家族を真実がわかっているかのように責める。
加害者が反省させるのは二の次なのでしょう。
被害者家族にも加害者家族にもろくでもない状況になっているとのろが凄い。
まあやっても良いという理由を探しているだけで真実などどうでも良いというのが炎上させる側の本音だからですよね。
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