このレビューはネタバレを含みます
役所広司の怪演と、ラストの刑務所で向かい合って話す二人の姿がアクリルの中で重なり合っていく演出が良かった。
真実は見る側に委ねられ、明らかにはならないが悪くない。
見終わってしばらくタイトルの意味を考えていた。
三度目の殺人というのは、三隅の死刑のことを指していて、三隅自身が自分の減刑を望まなかった、生きるチャンスはあったのに自分を殺したことを指すのかな。
もしくは、重盛が被告の意思を尊重したとはいえ減刑の機会を奪ったも、ある意味殺人としているのか。
裁判というのは真実を明らかにする場ではないんだなぁ