弁護士は例え殺人でも依頼人の罪が軽くなる様に努めるのが仕事なのだし、それが自分の実力と認められる。
三隅は何故殺人を犯したのか?
初めは、そんな疑問を持たせて進みます。
三隅の弁護士重盛を試す様な言葉の数々にイライラする重盛。
判決を軽くする努力…それは三隅の為?自分の為?
三隅の人生を諦めた様な哀しい瞳、重盛が初めて自分の仕事に人の人生が掛かっていると感じた時の瞳に、人間が人間を裁く事の怖さを感じました。
真実は?
それを知っても現実は変わるのか?
「3度目の殺人」を本人は選んだのでしょうか?
三隅は誰かの為に生きるより死を選ぶ事で自分の生きていた意味を残したかったのかなと考えると辛いですね。
役所広司さんの怪しく不気味で迫力ある演技が凄かったです。