サク

三度目の殺人のサクのレビュー・感想・評価

三度目の殺人(2017年製作の映画)
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なかなか考えさせられる映画だった。

役所さんの奇っ怪な感じがとても良く描かれていて公平な裁判の難しさ、個々の自分勝手な正義感、日本の組織社会のあり方が見て取れた気がする。

真実は語られてないが、最後三隅が退出する時、手の平を上に向けているシーンはサキエを逃してあげたよの意味だったのではないか…。

三隅の人格が空っぽなのか思いやりがあるのか分からないが、サキエの笑顔を引き出せる人間なのだから優しさ故にの犯行と思いたい。
サク

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