ぶみ

海底47mのぶみのレビュー・感想・評価

海底47m(2017年製作の映画)
4.0
ヨハネス・ロバーツ監督、共同脚本、クレア・ホルト、マンディ・ムーア共演による海洋パニック。
シャークケージダイビングに参加した姉妹の檻が、故障により水深47mの海底に落下、サメの恐怖に怯えながら、脱出を試みる姿を追う。
基本、登場人物は姉妹二人のみだが、光の届かない海、サメの恐怖、潜水病の恐れ、無線は通じず、酸素ボンベの空が迫る、と数々の危機が次々と舞い込み、観ている方が息苦しくなってくるほど。
何より殆ど泳げない、そもそも水が嫌いという私にとっては、考えただけでも気を失いそうなシチュエーション。
サメは登場するものの、数多ある危機の一つに過ぎず、展開はソリッドシチュエーションスリラーと言えるもの。
そういった困難をクリアし、最後にやれやれと思ったところで、「え?そうなの?」と、まさかのラストが待っている脚本も秀逸。
低予算かつ、ありがちな設定のパニックものでありながら、小技がピリリと効いた秀作。

ようこそ、死のスキューバダイビングへ。
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