かわうそ

マダム・ベー ある脱北ブローカーの告白のかわうそのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

北朝鮮で親子四人で暮らしたいた母親が、貧しくて中国に売り飛ばされる。
中国では貧しい農家の嫁となるが、脱北者で身分を証明するものが無いのでろくな仕事に就けない。
ので、北朝鮮から仕入れた麻薬を売ったり、脱北を手引きするブローカーになる。

やがて、残してきた子供のうち、上の子を脱北させて韓国に送る。
良い暮らしができることが分かり、下の子も韓国に送って、自分も韓国に行けば身分証が手に入るので、そしたら中国に戻ってこようと企む。
ところが、北朝鮮に残してきた夫も韓国で合流することになって、また四人暮らしに。
韓国では綺麗な集合住宅に住んで、清掃員の仕事も得て、家族で楽しく暮らしましたとさ。

あーあ。
そりゃそうなるよな。。
中国に戻っても貧しい暮らしだし、子供は韓国にいるんだし。

と思ったら、、、
の、最後が面白い。
経済的に満たされた暮らしよりも、義理人情を重んじるマダムベーすごい。
っつーか、やっぱり自分を売り飛ばした役立たずの北朝鮮夫のことを許せなかったりするのだろうなと。

でも、こんなにしっかり顔を写して映画化しちゃったから、中国に戻ったら北朝鮮の警察に捕まるんじゃないかしらと心配しきりです。
今も無事に暮らしているのかな。。
かわうそ

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