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オレの獲物はビンラディンのあのレビュー・感想・評価

オレの獲物はビンラディン(2016年製作の映画)
4.5
最高で笑った!
こんな素っ頓狂な出来事が実話なんて誰が信じられる!?と思うけど、フィクションで考える方が無理な訳で。
やっぱり実話には敵わねえなあとしみじみ🤣
人の話は聞かないし、かなりぶっ飛んだ性格だし、キリスト信者でもないっぽい(描写無しからの判断)のに神からの啓示を信じちゃったのは何故だか分からないまま終わってしまったけど。
ぶっちゃけ、タイトルから勝手に判断して、ふざけた内容なんだろうな…と決め付けてしまったのだけど、思いの外真っ当に描かれててビックリ!
主人公の行動が突飛過ぎて思わず笑ってしまうのだけど、本人的にはウケでも何でもなくいたって真面目な訳で。
最初は、何だコイツは…と思ってしまったし、やり方はどうかと思うけど、ハングリー精神だけで使命を全うしようとする直向きな姿には、ある意味感動!
で、そんな内容の本作が見事まとまつまて見えるのは監督の構成力もあると思うけど、やっぱりニコラス・ケイジという唯一無二の存在があってこそだと思う!
彼のキレ芸は何度となく見てきたけど、今作はその集大成かな!と思える程に力の入った演技で。
普通はキレればキレる程に見ていられなくなるけど、彼の場合は元々の演技力の高さに加えて(特に哀愁漂う演技は絶品!)、キレの押し引きの匙加減が絶妙に巧いのと、ガチ過ぎるスイッチの入り方がクセになって思わず魅入っちゃう!
そんな彼が演じたからこそ、破綻しているとしか思えない話やキャラクターも魅力的に見えて、最後まで楽しめたのかなと😌
あ