FukiIkeda

ブラックボード 戦火を生きて/戦場のブラックボードのFukiIkedaのレビュー・感想・評価

3.7
ショパンのセレナーデは心がキューッと悲しくなる。
ナチスドイツからはレジスタンスとして追われ、フランスに命からがら逃げた、ナチスに抵抗した親子。
フランスではベルギー人を名乗り、田舎町に行き着いたが、父はフランスからはスパイとして連行され、村に取り残されてしまった小さな息子。
そんな中、ナチスドイツ軍がその村にも侵攻してきて、村人達は逃げるように、村を捨てなければなかった。
生きる為に犯す罪、無垢な子供たちに見る必要のないものを見せないようにする大人達。
そして村人たちと逃げながらも父親を待つ息子。捕虜から解放され、息子を探す父の物語。

芽生えた友情。
武器をもって戦う事だけが戦争ではないということ。
ささやかな幸せをかみしめること。
FukiIkeda

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