ブラックボード 戦火を生きて/戦場のブラックボードの作品情報・感想・評価・動画配信

「ブラックボード 戦火を生きて/戦場のブラックボード」に投稿された感想・評価

1939年第二次世界大戦下。
ナチス反対派のドイツ人、ハンス(アウグスト・ディール)と、その息子のマックス(ジョシオ・マルロン)は、ドイツからフランスの田舎町に逃れてきた。
ドイツ人であることをひた隠しにしながら農夫としてひっそりと暮らしていたハンス父子だったが、ある時、不法滞在で逮捕されてしまう。
ハンスが拘留されている留置場が空襲に遭った時、ハンスはそこから逃げ出すことができたが、村に戻った時には既にマックスは村人たちと逃げた後だった。
彼らの行く先が分からず途方にくれるハンスだったが、学校の先生に保護されていたマックスが教室の黒板にハンス宛てのメッセージを残していたことに気付く…。


自国を敵に回してでも、敵国であるフランスに逃げ込んだナチス反対派のドイツ人がいたなんて思っていなかったので、正直驚いた。
ドイツから逃げてフランスに入っていたのはユダヤ人だけなのかと思っていました。
史実ではおよそ800万人がフランス北部から町を追われ、南部の地域へと列を成して大移動したとのこと。

ドイツから逃れた共産主義の父子を軸に、ナチス・ドイツのフランス侵攻により、フランス南部へと疎開していく民衆たちの逃避行を描いていますが、時には残酷なシーンもあり、戦争がもたらす悲惨な現実をきちんと示してくれています。
子供たちに残酷な現実を見せないようにと、進路を迂回しつつ朗読に気を引くシーンは実に印象的でした。


ハンスが逮捕されるまでに至る経緯がやや分かりづらかったのと、その後の父子の再会が唐突すぎるところが少し残念でした。
ナチスの話を市民視点で描かれている。生きる為にこんな大きな大移動があるとは、また別の視点から見ることができて勉強になった。
平和な草原の中に戦車や戦闘機、戦争が自然をどれだけ破壊しているのか。

離れた親子が再開することができる奇跡はどれだけあったのか。それ以上に失ったものが多く演出されていて心が痛くなる。
りと

りとの感想・評価

4.0
ドイツ軍が侵攻し敗戦が色濃くなってきているフランスで生きる民衆の物語。大移動について初めて知った。
フランスののどかな草原をドイツ軍戦車が走り去っていくシーンと爆撃シーンが印象的。
このような再会の奇跡はどれだけあって、どれだけ失われてしまったんだろう。
クリスチャン・カリオン監督が制作費約20億円を投じた映画、さらに音楽がエンニオ・モリコーネとのことで、どんな大作なのかと期待して鑑賞。ナチスの制圧や侵攻により不条理な境遇におかれ引き離された父と子のドラマ。

映像も美しくクオリティが高い作品。そして何より3か国語が堪能なアウグスト・ディールが素晴らしかった。他主演作も楽しみ。

ナチス/ホロコースト関連27
1940/5@ドイツが侵攻してきたフランス

寝不足だったのに目がバッキバキになった。
ドイツ人の中にも反ナチスの人は居た、という
当たり前の事を想像したことも無かった。
この視野の狭さ、想像力の無さが差別、そして戦争を生む。

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故郷を捨てて安息の地を求めて大移動。戦争って悲惨だと改めて思わされた。

袋の中のアヒルがかわいい
non

nonの感想・評価

3.8
エンニオ・モリコーネ音楽に惹かれ鑑賞。

フランスの庶民目線で描いた反戦映画。これは初めてで、あの大移動についても知ることが出来てよかった。

主演はドイツ人俳優のアウグスト・ディール氏。「名もなき生涯」でもナチスに抵抗する役でした。哀しげな表情がとてもうまいなと感じるし、今作でも細かい表情が印象に残った。隊からはぐれたイギリス兵役がマシュー・リス氏で“お‼︎”となったし、バグパイプ演奏の後のアレはやってくれたな〜と。

ドイツから逃げ身分を偽ってフランスで暮らす共産主義の父と幼い息子、故郷を離れることになった善良なフランスの人々、プロパガンダ映画を撮るドイツ人、息子を想い戦死したドイツ兵、隊からはぐれたイギリス兵。

戦争がなければ彼らの人生はもっと違っていたはずだ。

ただ、父と息子の再会が出来すぎだったのと、あのふわっとしたラストはう〜ん…と。学校の先生がとても賢明に描かれていて彼女の物語として観るのもいいかなと感じた。

袋に入れられたアヒルがかわいい。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.5
戦争は本当に不要。こんな思いして、故郷を捨てて逃げなきゃいけない。助かる保証もないのに。
少年が父に向けたメッセージ。黒板に書かれたメッセージをちゃんと見れてよかったよ。
JKay

JKayの感想・評価

2.9
捕らわれた父が民族移動をする残された子と再会するおはなし。

故郷をすてるって、都会のマンションに住んでる現代のひとたちには全然実感わかない。

なんだかんだいって、語学はできたほうがよいし、親切な人間はおおくて、国籍が違えども助け合うことは、できる。

最後らへん雑な感じはする。
keco

kecoの感想・評価

4.0
実話ベース。
ドイツ軍侵攻でフランスに住む人々が大移動をする。

反ナチスのベルギー人親子。
住んでいたドイツからフランス北部に素性を隠し移り住む。
8歳の息子マックスに絶対ドイツ語を使うなと教えるも、うっかり話すマックス。

ある日お父さんが不法滞在で捕まってしまう。
1人になったマックスを学校の先生が面倒を見てくれる。
そんな中ドイツ軍がフランスに侵攻。
村の人々は故郷を捨てみんなで疎開する事に。
マックスはお父さんが迎えに来た時のために黒板に行き先を伝言する。

親子はロンドンに行ったのかな?
ロンドンで待つ人も知りたかった(笑)

エンドロールで当時の人々が映し出されみんな無事でいて欲しいと思った。
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