「ライ麦畑でつかまえて」の主人公に魅せられて作者のサリンジャーに会いに行き、人間として成長していく話。
まだ高校生のジェイミーの「家族に対する感情」や「校内でのうまくいっていない友人関係」「恋愛」…
他校の女子ディーディーと一緒に行動する中で、主人公ジェイミーの自分自身の本質と大切なものに気づいていく。
ひとりでサリンジャーを見つけられていたとしても、ディーディーがいなければ人として成長することは難しかったと思う。
人は一人では大人になれないんだと改めて思った。
ディーディーが彼の心の扉を開けていく時、主人公に感情移入してしまい涙が出た。
どんな堅物かと思っていたサリンジャーもジェイミー目線で描かれていたのは素敵な方だった♡
辛かったことを認め、前に進んでいくという前向きであたたかい映画。
試写会は人力舎のタッカーノさんと光浦靖子さんのトークショーが30分。
さすが芸人さん…とても楽しくあっという間だった。
「めちゃくちゃ期待せず、なんとなく時間があるから観た」という人にとっては最高と仰っていた意味が分かった。