大切な人との突然の別れ、不在を受け入れ、その面影を穏やかに胸に抱けるまでの物語。
街や部屋に表情がある。
監督の眼差しがそれぞれの街への愛に溢れている。脚色のない素顔のような風景は
そこに流れる時間と人々の日常の尊さを映し出す。
いつもの朝、いつもの通り道、いくつものいつも。大切な人の死もその中にゆっくりと溶けていくのかもしれない。
湿度の低い南からの微風を感じる、
夏が恋しくなる映画。
-3つの国と3つの言語。理解しなくとも音でその切り替わりを楽しめる。
-音楽がさいこーに良い。
-猫は重要なキャスト。
監督はミカエル・アース。
「アマンダと僕」も観てみようっと。