バニラ

サマーフィーリングのバニラのレビュー・感想・評価

サマーフィーリング(2016年製作の映画)
2.9
突然この世を去ったサシャ。
サシャを愛していた恋人ローレンスとサシャの妹ゾエが喪失感から立ち直る姿を描く。
物語を劇的に描くこともなく、ゆっくり時間が流れる感じ。
映像で見せて叙情的な感じはミニシアター風で、三度の夏の構成や3つの都市の描き方など芸術的なセンスを感じた。
終盤のウォールハンドボールのシーン、自然な流れから変わったので意味を考えた。
楽しいはもちろんゾーイが靴を蹴って脱ぐイキイキした姿がナゼか印象に残った。
悲劇から少しずつでも前を向いて歩む姿には優しさでもあり生きる強さを感じれて。
ミカエルアースの見せる喪失からの再生物語はアマンダ同様な暖かさがあった。
バニラ

バニラ