ゴーストのビジュアルがシーツを被った姿というシュールな所や独特の画面デザインなどポップでコメディ色が強いかと思えばストーリーはなかなか複雑で壮大
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」を思い出した
どうしようもなくなった男は物に当たる（お皿とか割るし物を投げる）
夫婦のC（妻）とM（男）は一見仲睦まじいけど、ふとした瞬間に見せる２人の表情や言動がすっきりしなくてもやもやさせる
Cがパイをお皿ごとがつがつ食べるシーンはもちろん印象的だけど、個人的には引越し前にピアノについて二人が軽く言い合うシーン（Mに焦点が合っていてCの表情が見えない）と、CがMと過ごした家を出ていく日に車を運転するシーン（初めはどこか晴れやかな表情だったのに途中から少し泣いているように見える）が特に印象に残っている
長回しのシーンは「このシーン長いな…」と思ってたらゆっくりフェードアウトしていくよ…
前を向いて確実に進んでいくCと
思い出が詰まってる家を離れられずに留まり続ける悲しいゴーストの対比が切ない
