No.3930
生者と死者はお互いの言語が理解できないだけで、実は日々、交流している。
ゴーストの表情は一切見えないのに、どんな顔して彼女を見ているのかがわかるし、それを思うと切なくて泣けてくる。。
顔も見えないし喋れないはずなのに、誰よりも表情豊かに、かつ雄弁だったケイシー・アフレックと、
突如訪れた巨大な喪失感を淡々と表現するルーニー・マーラが実に切ない・・・。
「見守り続ける」という行為の崇高さと、かつ残酷さがびしびし伝わってきて、逆に僕は誰かを見守ったことがあっただろうか、と考えてしまった。