ろっく

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリーのろっくのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

ポルターガイストに悩んでたアベックのメンズがお化けになる話。
セリフが少なく、音楽が切なく、長回したくさんで、アスペクト比が3:4って感じで四隅はアールがかってる。すごい。
お化けがシーツをかぶった状態なので誰なのかどんな表情なのか一切わからないけどとんでもなくいい表情をするシーツおばけ。あの目の切り方はズルい。絶妙に切り込んでるもの。
土地に固執してるのか、人に固執してるのか、定かではないが、とてつもなく強い思いが現世に留めさせるのかもしれない。お隣のシーツは柄ものだし。
時を経ていろんな世界を見続ける苦悩が苦しい。とても苦しい。
そりゃ皿を割ったり電気ちかちかさせるよね。
途中で時系列が変わり、主人公たちの暮らしを見るお化けになるんだけども、これもまたよい。きっと彼もまたなにかあるのかもしれない。
お化けの最期、成仏なのかなんなのかわからないがとにかく最期、切なさだけを残していく姿がなんとも言えない。
日本人の好きそうな切ない系でした。
海外のお化け感覚がわからないけれど、死んだ人が近くで見守ってくれてるのよーと言うような方々の意見を具現化したようなものでした。
ろっく

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