先日観た『夜は短し歩けよ乙女』続いて
キャラデザは漫画家のねむようこさん。これまでの湯浅作品より現代風の絵柄な印象。キーアート最高よね!わくわく感
絵具で描いたしっかり目な背景に、ベクターラインとベタ塗りで描かれる湯浅キャラのバランスすごくいい、珍しくオープニングから大作感を感じる
そして開始15分ぐらいでルーのうたと共にタイトルロゴでてくるシーンあるんだけど、ぼろぼろ泣いてしまった。
タイトルロゴで泣かされたのは魔女の宅急便以来。
意味なんて無くてもこの人のアニメーションパワーと音楽がバチッとハマると感情が胸下からぶるぶるぶるっとなって泣かされてしまう。電車内でおかしなやつだ
ポニョの宮崎駿が自然の水や風を生物のように描いてるのに対して、
湯浅政明は水を電子のように描く。ルーの魔法でコントロールされた水はゼリーのようにぷるぷると不自然で面白い
シンセ、エレキ音とこの電子水の相性は絵的に凄く好き
中盤以降のストーリーテリングがうーんって感じではあったけどもしっかりとした背景でみる湯浅作品として楽しめました。
この映画のテーマでもあるけど、誰がなんと言おうが好きなものは好きだ
マインド・ゲームから10数年オリジナル長編を出せなかった事から、天才でも予算を取るのが難しかったのだろう。
マーケティング重視で作られる昨今のエンタメ産業において、表現したいものを表現する彼こそエンタメの化身
明日娘にも見せてみよう♫