ポールダノの処女作ですから大目に見てあげたいですが、もっと上手く出来たんじゃないでしょうか。
けっこう見てる側が歩み寄らないといけない作品だったなと思うんです。
例えば子供の目の前で夫とは違う男性とキスをする母親のシーンで、母親はまったく子供の存在を感じていないように映ったんですが、それは酒に酔っていたからなのか、それとも寂しさのあまり自分のことしか考えられなくなったからなのか、その両方なのか、或いはまったく別の理由からなのかイマイチ伝わってこなかったんですね。
俳優陣の演技でだいぶ作品の質を底上げされている気がします。
