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さらば愛しきアウトローのrrrのレビュー・感想・評価

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)
4.0
・1980年代のアメリカのテキサス州、銀行強盗と脱獄を繰り返した実在する犯罪者フォレスト・タッカーの物語をロバート・レッドフォードが演じ、第一線を退く作品となる

・始まって10分でタッカー(レッドフォード)のちょっぴりキザで柔らかな物腰のこんなイケおじが居たら そりゃ女性はぽ~っとなるわ…と そこから続いてのスマートで鮮やかな強盗シーン…前半の掴みが滅茶苦茶良くてググっと入り込めました
・後半 タッカーとジュエルが一緒に見た映画の(アリゾナでもどこでもいい 二人で逃げて安住の地で家を建てよう 地に足を付けよう)的なあのシーンをどんな気持ちで見ていたのだろうと… のどかな牧場を散歩して ふと立ち止まって何処かに思いを馳せるタッカーの姿が印象的でした
・実在のタッカーがこの映画で描かれていた様な人物であれば、モテてモテて仕方がなかっただろうと思うんですが、多分その時々の妻や恋人が泣いて止めたとしても 家族を持ち 家を建て 子供を作り…と言う安定した場所じゃ生きてゆけない人だったのかなと 生きている気がしない(充実感が得られない)ってのは理屈じゃないんだろうなぁ…
・ほろ苦い切なさと清々しさが綯い交ぜになった様な不思議な余韻の作品でしたね 序盤から既に「あっこの作品好きかも…」と身をゆだねてしまう感じを久し振りに味わいました あとサミュエル・アリエラって誰?…ググるかなぁ
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