ぼこた

羅生門のぼこたのネタバレレビュー・内容・結末

羅生門(1950年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

芥川の羅生門が好き!!!原作の映像化に期待!して観るのは厳しいかもしれない。
主に、同作者の藪の中との今で言うマッシュアップ的作品。

しかし、個人的には、話を単純に混ぜただけではなく、黒澤明が羅生門と藪の中を解釈し、その解釈に加えて黒澤自身の社会や人間に対する見解を織り込んであり、加えて最後には、黒澤の人間性や願望も込められているように感じる。
このような自己主張が羅生門と藪の中の作品性と相まっていることも重なって、非常に感銘を受けた。

監督とは何たるかを教えてくれた作品。
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