登場人物ほぼ全員自分のために嘘をついている
人の信じられなくなる旅法師だったが杣売の最後の台詞,わしの心がわからねえ,で旅法師は赤ん坊を託すことになる.
人の善性はそれを考えること,疑うことによって…
初黒澤明
あの「羅生門」かと思ったら内容全然違くて、「藪の中」の内容、
盗賊と襲われて死んだ侍の亡霊、侍の妻、通行人の其々の1人称が描かれて、それぞれに食い違いがある。
盗賊:縄を開放して最後は…
古めの作品だからか、単純に私の耳が悪いのかは分からないが、何を喋っているのかあまり聞き取れなかった。なのでそこまで物語の世界には入り込めず…。映像と演技がすごく良かっただけに悔しかったです。
羅生門…
まあ人間そんなもんだよね。
自己正当化や嘘は確かに醜いかもしれないけど、誰にでもそういう一面はあると思う。
全ての言動に理屈が通るわけでもない。
それで人が信じられないとか言って嘆いたってしょうがな…
すごい映画だ、白黒だけど引き込まれる。
前半は欧米映画よろしく音楽で緊張感とテンポを作り、後半は音楽を入れずに引き込まれるような画面を作ってるのが個人的なハイライトかな。
裏テーマみたいなものは正…
黒澤明監督の視聴1作目。
50年代にしては内容のある映画だった。
めっちゃ汗かいてたのは夏なのか演出なのか気になった。
白黒だからこそシュールな感じがある。あえて白黒にしたのか気になる。
平安時…
平安時代、雨宿りの間3人の男が羅生門の下で話している。
話題はある武士夫婦が野盗に襲われ、夫が死んだ事件について。同一の事件について、野盗の話、妻の話、亡き夫の話(!)がそれぞれの目線から語られるが…
薮の中で死んでた男を巡って、三者三様の証言が繰り広げられる話。
昔の伝承もこんな風に色んな人間が良いように作り替えて話しただろうから、大した出来事ではないんだろうな。
けど後世に伝えるって点では大袈…
自分の都合の良いように真実を変えてしまう醜さを感じた。巫女なんて話自体が自分を良く見せようとしてる可能性もあるし
取り繕ったものがめくれた時に出る嘲笑が不気味だった。真砂の笑いだすシーンが恐ろしい…
2025年40本目
ようやく黒澤明デビューでした。
雨の羅生門の下で1つの出来事について回想していく形式で話が進む。各人のそれぞれ異なる言い分の回想を通して人間の手前勝手さを描い作品。
三船敏…
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