ALABAMA

羅生門のALABAMAのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.8
ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞名誉賞(現外国語映画賞)受賞作品。映画とは何かという問いかけに答え続けた黒澤監督の生き方を垣間見れる作品。この作品で黒澤監督は様々な挑戦をしている。その試み全てを黒澤監督は手法として確立し、自分のものにしている。ストーリーとしては人間の汚い部分をこれでもかというほど丁寧に描写している点が大変素晴らしいが、取り立てて山場もなく、観ている側はもしかすると退屈してしまうかも知れない。しかしそれを凌ぐ圧倒的な映像美!幾度となく鑑賞しているが、いつ観ても美しい。そして羅生門のセットがすごい…。大映通りの近くに記念碑があるそうだ。
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