marbo917

羅生門のmarbo917のレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.8
2023年206本目

蝉が鳴り響く夏の日、藪の中で武士の死体が発見される。捕えられた盗賊・多襄丸の自白、殺された妻の供述、巫女による武士の霊を呼び出した供述がそれぞれ違うものだった。しかし、その藪の中には一連の出来事を見ている者がいた…。

鬼気迫る演技とそれを映す光と影のコントラストが美しい。

自分さえ良ければ他人なんてどうでもいいという人間のエゴと、それでも人を信じたいという願いを込めたラストに救われます。
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