ピナコ

羅生門のピナコのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
4.2

"真相は藪の中"

聞いたことがあるフレーズ
曖昧に覚えていた意味
これね❗️

芥川龍之介作品 羅生門 藪の中
前に本は読んだことがある
飢餓のときのおどろおどろしさに怖さを感じた。
『鼻』の描写は凄いと感じた。

名作と言われるこの映画
アカデミー賞 外国語映画賞受賞。
70年程前の作品

出てくる男優は『七人の侍』にも出ていた。
モノクロで迫力ある映像。
黒澤監督だから細部にこだわりがあるのだろう。
映画をみて背景や衣装で私にもっと知識があればもっと映画を楽しめるんだろうと少し残念な気持ちです。どの映画でも思うこと。

ひとはなぜ"嘘"をつくのだろう?
防衛本能、虚栄心…
一人一人が話す事柄がかわってくる
真実はひとつ。
立場、見方により違いが出来て違う話に聴こえるのか。
人間の弱さが出ている。自分勝手。
生きていくためには仕方のないこと?
ではどれも真実なのか?

ラストちょっときれいにまとめちゃったかな~。
降っていた雨もやんだ。

また観てみたい、自分をどの人に重ねるかで見方が変わる
面白い❗️怖い❗️

雨による閉塞感、廃墟と化した羅生門
証言の前の役人の映像はない。
俳優達の演技に圧倒される。
曲は淡々とボレロでしょうか。
ピナコ

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