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羅生門のりのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.6
人間は自己保存のために生きているんだよという映画。誰しもが抱く虚栄心をそれぞれの立場から描き、プライドの下らなさを提示してくれる。皆、自分は正しい、良い奴と思いがちであるがそれは大きな間違えである。自分では認識することが難しいが、てめえらはゴミクズなのだ。最終的に、己のゴミ加減に気づくことができ、カタルシスに至っている。
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