Kuma

羅生門のKumaのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.7
凄まじい。
1950年に現代人の感覚で見てもワクワクするサスペンスを作り上げるなんて。

三者三様に自分を美化して、それを真実だと確信している。嘘をついている意識すら無い。(ま、あったところで変わんないけどね)人間のエゴに救いはない。←芥川はきっとこういう結論。一方黒澤は…ラストに少し違ったオチを用意した。

ラストは希望なのか絶望なのか…いろんな捉え方がありそうです。個人的には希望が見えたと思いました。


黒澤明は芥川の羅生門をしっかり映画にしてくれたと思います。


 
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