かわぐ

羅生門のかわぐのレビュー・感想・評価

羅生門(1950年製作の映画)
3.0
藪の中で起こった殺人事件。しかし事件関係者の三人の言い分が三人とも食い違う。そして四人目の証言者が現れて事件は真相へ...。
証言が違いすぎて不思議な感じ。しかし事件の全貌はというと余りにも滑稽で、恥を晒さないため、自分を正当化するため、かっこよく見せる為に嘘をついていただけなのだ。
劇中時代の貞操感覚があまり伝わらない。当時は命を賭けるほどの出来事なのだろうか、まぁ展開から考えるとそうなのだろう。実際の決闘もあれくらいかっこ悪いもんだったんだろうな。杣売りは裁判では真相を話さない。自分も犯した罪を隠す為に。ただ「判らん、さっぱり判らん」って杣売り目線では嘘の理由は分かってそうなものだけど...。最後赤ちゃん良かったね
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