ATSUSHI

インターセプターのATSUSHIのレビュー・感想・評価

インターセプター(1992年製作の映画)
5.0
マイナーB級の中でもかなりのお気に入り作。ステルス機とか戦闘機に関する知識が無くても充分楽しめる親切設計。

そもそもマイケル・コーン監督のアプローチがかなり好き。同監督作の『犯罪心理捜査官』という『羊たちの沈黙』によく似た快作もあったけれど、サイコの描き方が上手い。ステルス機のコードを吐かせるのに毒ヘビのエキスを注入させるかと思いきや、炭酸水を血液に流し込んでジワジワと心臓を止めるという変態っぷり!このシーンの怖さが後の緊張感へと働いてるのが良い。

主役側の二人もまた好演で、アンドリュー・ディヴォフ氏は『ウィッシュマスター』(僕の人生初のホラー映画!)のジン役からお世話になってる方!さすがジョン・マクレーンほどのスター性には及ばないものの、ノンストップで畳み掛けるアクションと相変わらずのハンサムぶりで魅せてくれる。
もう一方の女性長官もディヴォフ氏の影に隠れない奮闘ぶりでカッコよかった。

配信ではなかなか見かけないので、レンタルショップで迷った方には打って付け。レンタル落ちで手に入れても損はしないはずの一品。