彼は"13歳だから"ではなくまっさらな気持ちで彼女自身を愛していたのだろうか。
13歳のころ父親の友人と関係を持ったウーナ。関係をもった男は逮捕され4年の刑に処される。15年経ってもそのときが忘れられないウーナは彼の所在を突き止め会いに行く。彼は名前も変え結婚をしていた。
人目を気にする当時の二人のように、男の働いている工場内でさまざまな場所に隠れながら逃げながら人目を気にしながらグルグルグルグルと場所を変えて回想するのがよかった。
ウーナは周囲に白い目で見られて生きてきて憎しみもありつつまだ彼に未練があって前に進めずにいる。あの時自分は彼を本気で愛していた。彼も愛していると言ってくれた。でもそれは本心？あの時自分のことを本当に愛していたのかそれとも…13歳の自分だから好きだったのかロリコンだったのか？って釈然としないところを聞きたかったんだと思うんだけど、男の言ってることも信じたいけどもっともらしいことを並べてるだけのような気がして、イマイチ信用できなく感じたり。後づけはいくらでもできるし良いようにも悪い風にも言える。回想での林のシーンがどうしても引っかかるんだよね。
追い詰められたウーナのトリッキーな行動はヤバかった。ルーニー・マーラ好きな人多いので言いづらかったんだけど実はちと苦手で。今作も出てるって知らずに借りてつけた瞬間やめようかと思ったんだけどすごくよかった。ゆきずりの男と関係を持つある意味自傷行為が痛々しかった。
最後のあれはどうゆう風に捉えたらいいんだろう？人によって解釈変わりそうですが「幸せですか？」に対する奥さんの様子を見ると…あんなパーティーの場なら取り繕うと思うんだよね。ましてや初対面の人にまで正直に気持ちが出てしまうって相当だと思うので、やっぱりあの男は…と何かがあると思ってしまいました。ウーナは解放されるのでしょうか。
ウーナの子供時代を演じてる女の子が雰囲気あってよかったです。好きでした。ナチュラルな髪型もかわいい。
