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ウーナ 13歳の欲動のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

ウーナ 13歳の欲動(2016年製作の映画)
3.8
「キャロル」のルーニー・マーラの主演で、デビッド・ハロワーのオリビエ賞受賞戯曲「ブラックバード」を映画化。13歳の時、父娘ほど歳の離れた隣人レイ(ベン・メンデルソーン)と許されざる恋に落ちたウーナ(ルーニー・マーラ)。2人は互いに愛し合っていたが、レイは少女と関係を持ったことで逮捕され、4年間の服役の末に町から姿を消した。一方、ウーナは大人になった現在も未だにレイのことが忘れられないまま、行きずりの男と関係を持ち、抜け殻のような日々を送っていた。そんなある日、レイの居場所を突き止めたウーナは、15年ぶりにレイと再会を果たすが……。共演に「ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー」のベン・メンデルソーンとリズ・アーメッド。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2017/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2017」(17年7月15日~8月18日)上映作品。
ルーニー・マーラ演じるウーナが、何故年の離れたレイに恋したのかが、親友と喧嘩して不安だったからなどもやっとしているので、何故自分の人生を狂わせたレイにあそこまで執着しているのかがよくわからない。ただ自分の人生を狂わせたレイに対する未練や怒りは、丁寧に描かれていたし、ルーニー・マーラは闇を抱えた女性を演じる演技力を発揮していてさすが。
レイは、「賢さに惹かれた」などといろんな言い訳を並べていたが、結局奥さんにもウーナにも良い顔を見せているだけで誠実さを感じないクソ男としか思えないので、何故レイに惹かれたのかよくわからない。
こういう年齢や力関係の上下のある男女関係は、毒にしかならないと思えるサスペンス映画。
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