ゆん

SING/シング:ネクストステージのゆんのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

冒頭、ムーンはミス・クローリーに「でかい夢を見ようっていつもいってたよな」と言う。
この頃のムーンにとっての「でかい夢」は、レッドジョアへの進出だった。彼らは、苦境を乗り越え、レッドジョアでの公演を成功させた。

しかし、本当にこれがムーンにとっての「でかい夢」だったのだうろか。

最後のシーン。ムーンはショーが始まる前、ゲスト席から、美しく壮大な会場を大きく見渡す。これこそ、ムーンがずっとみたかった「でかい夢」なのだろう。そして、会場を見渡したあと、ムーンは真っ直ぐ前を見て、映画が終わる。役者たちが立つ舞台は、ムーンがいるゲスト席よりも下にあるにも関わらず。
きっとムーンたちは、やっとみることができた「でかい夢」で終わらず、これからもずっと前に進み続ける。

一つ気になるのは、グンター。一切身寄りの人物(?動物?)が描かれない。ロジータ、ジョニー、ニーナ、アッシュ。前作のシングも含め、家族や恋人などがいることがわかる。シング2で、グンターは「ママに、グンターあんたはパパほど馬鹿じゃないって言われてた」というセリフがあるため、家族がいることは確かだが、劇場に来ている様子もなければ、今連絡が取り合える状況かもわからない。シング3が出るなら、グンターのキャラクターがもっと深掘りされるのでは…
ゆん

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