銃撃戦で意識を失い、ホテルで目覚めた腕利きの殺し屋フランク・キッチンは、全身の包帯を取り、変わり果てた自らの姿に驚く。あろうことか自分が女性になっており、ベッドの脇に置かれたテープレコーダーから、ドクターによって性転換手術を施されたことを知る。そしてフランクは、自身を陥れた組織にリベンジすることを決める。
ミシェル・ロドリゲスのミシェル・ロドリゲスによる男のためのB級アクションムービー。
語り口はちょっと『アトミック・ブロンド』ぽい回想形式だけれど、ドクターの回想のくだりなんかは正直かったるく、さっさとアクションを見せてほしいのにテンポを阻害するので、必要があったかは疑問。まあハンニバル・レクターがやりたかったんだろうな。
フランクパートに関してはいろいろと酷いが、それがかえって面白い。男時代のフランクをミシェル・ロドリゲスが顔だけ変えて演じていて、体つきや声が完全に女性なのが意味不明すぎて面白い。別にぜんぜん違う人に演じさせればよかったのでは……。
女声になってから開幕からおっぱいモロ出しですごかったけど、流石に下は鏡のシミで隠されていた。
ただ本当にアクション要素は少なく、編集もなんか妙に安っぽいんだよな。セックスシーンのない演技部分だけのAVみたいなもんで、ほとんど見どころがない。
