ルカグァダニーノ監督が半生通してリメイクを温めてたという企画。
ブルー基調で色彩の抑えられた画面に、濃淡様々な赤が散らばって配置される映像美
トムヨークの歌声と病人の呻き声が重なるオープニングでもう引き込まれる
ツルツルおデコのダコタジョンソンはもはや可愛いゆで卵
急に直線的な動きをする不穏なカメラワーク
そしてオルガさんの処刑シーンでいきなりブチ上がり！
かつてこんなにおもしろい死に方してる人見たことない！
序盤からちょいちょい気になってたメガネの奴、え、そのタイミングでそんなことなっちゃう？
ビジュアル的にもサスペンス的にもめちゃめちゃかっこいい舞踏シーン
そしてヤバすぎるクライマックス！
少年時代にサスペリアを観て、いつか僕も映画監督になってサスペリアを撮るんだ、言うて夢見て以降、半生越しにその念願を叶えて撮ったサスペリアのクライマックス、どうしてそういうことになるねん！
トムヨークの歌が良すぎるのもあるが、わけもわからずただ感動してる自分に気づく。
ラストは喪失と希望を同時に感じさせる、もののけ姫みたいな味わい。
難解というより、ただ美しい映画。
グァダニーノ少年が最初見たオリジナルのサスペリア、おっさんなるまでに頭の中で何周させたねん。
アンメイ〜
