歌麿

サスペリアの歌麿のレビュー・感想・評価

サスペリア(2018年製作の映画)
4.0
オカルト好きにはたまらない!

カルトといえばドイツ、ドイツといえばカルト。ゲルマン魂の父権的な土地柄であり陰気な空気で魔女狩りが最も激しかった国。

第三帝国を築こうとしたドイツの陰鬱な空気は、ハネケが白いリボンで描いたようにヒトラーが現れなくても集団ヒステリーを起こしやすい下地がある。

寒く隠し事が好きで仲間意識が強い、、松本清張が舞台にしそうな土地なんですよ。

秘密結社や暗黒舞踏、黒魔術、魔女、東西ベルリンの壁など、くすぐる要素をてんこ盛りで圧倒させられる。内容はまだ反芻出来ず、ゆっくり咀嚼したいと思う。

余談だが、トムヨークは現代の賛美歌を目指しているのかと最近思っている、日本人には真似できないよね。
歌麿

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