片思いミステリー。
沼田まほかるの同名小説の映画化です。
『ユリゴコロ』も、歪なミステリーでしたね。
ある人に「泣いたよ〜」といって勧められたので、配信で観ました。
泣きはしなかったし、主人公の十和子に共感できなかったけれど、伏線回収にすっきりしました。
陣治にも急所を突かれました。
主人公の北原十和子(蒼井優)は、 15歳年上の佐野陣治(阿部サダヲ)と暮らしている。
十和子は、ガサツで金もない陣治をバカにしているが、ひとまず陣治に養ってもらうしかない。
ただ、十和子は8年前に別れた黒崎(竹野内豊)のことを忘れられずにいた。
その黒崎に似た雰囲気を持つ水島(松坂桃李)と出会い、彼との関係に溺れていく。
一方、警察に黒崎が行方不明だと言うことを知らされ、不安になる。
十和子は、かねてから陣治が黒崎の失踪に関わっていると疑いを持っていたから。
陣治が黒崎を殺したのではないか。
陣治の十和子への監視は度を越していた。
水島にも、陣治が危害を加えるかもしれないと怯え始める…