ぬぬ

彼女がその名を知らない鳥たちのぬぬのレビュー・感想・評価

4.5
原作の世界観はほぼそのままで、一部演出や構成に多少違和感はあったものの、原作を知る上で時系列が複雑である為それ位の違和感は気にならなかった。蒼井優、阿部サダヲ、松坂桃李の演技も素晴らしかった。小説では思わなかったけど、蒼井優が十和子を演じているのを観ると自分は十和子に似ている節があると客観的に思った(だらしないところとかイケメン好きとか)。だから感情移入してしまって最後余計に泣いてしまった。これこそ綺麗事無しの「愛」の話だと思う。陣治の様な存在は恋人だけで無く例えば、家族でも当てはまると思った。普段良く思って無かったり、ウザいとかうるさいとか過保護過ぎとか、揚げたらきりがないけど、そんな存在こそ本当に無くてはならない存在であり、自分を一番に想ってくれているのだとこの作品を観て改めて思い知らされた。失って後悔する前に今、目の前にいる大切な人を大切にしよう。何気無い日常を大切にしよう。
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