徐々に徐々に、ずぶずぶ沼にハマっていく気持ち悪さ。気持ちが悪い人達。なのに、引き込まれる不思議。
もうね、主役のお二方がとにかく陣治と十和子そのもの。闇深すぎる。それぞれ好きなのに、生理的に本当に無理！って思わせてくれる。電車のシーンでの阿部さんの目よ。底無しの闇。ゾワっとした。凄い。否、しゅごい。
ああ、なんて救いがないんだ…って気持ちで終わるのかと思いきや…果てしなく愛！愛だった！
私には愛だと感じた。歪んでるけど、愛。
これを愛だと思えなければ、残るのは絶望のみ。
とにかく泣いた。悲しかった。けど、スッキリした。なんだろう。愛があったから救われたかな。
