Rin

彼女がその名を知らない鳥たちのRinのレビュー・感想・評価

3.7
前情報なしで見たほうがいい。だいたい想像ついちゃうから。でも最後まで見てよかった。
下品で貧相な陣治と陣治の稼ぎで生活しながらも彼を罵倒し嫌悪する十和子。ほんとになんで一緒にいるのか理解できないほど共感度ゼロの最低で不快な男女だけど、ラストで純愛に変わる。十和子のためならなんでも出来るという度を越した犠牲愛。異質だけど間違いなくどっからどう見てもこれ以上ないくらいの絶対愛。
いつか終わると分かってる恋愛は悲しいようで楽しいようでつらいよね。
陣治の最後の願いがちょっと理解できなかった。彼女の愛を一身に受けられるからかな?これが究極の愛の形なのかな…。
陣治は十和子のような人しか愛せないし、十和子は陣治のような人にしか愛されないんだろうな。
2人の役作りに感動してしまった。いろんな仕草が、こういう人いるよねーって。あと関西弁が全然違和感なくてびっくり。
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