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彼女がその名を知らない鳥たちのnecoのレビュー・感想・評価

2.3
監督の作品はこれまで何本か観ましたが、正直こちらはあまり好きな系統ではないです。が、それは好みなので映画としては良いとは思います。でも大体どれも後味がスッキリせず、映画として良いんだろうけど何か、なんか…うーん。な作品。

監督の作品はクソ野郎な人物が出てくる映画が多く、でもその中でも感情移入してしまうくらい魅力的な人物もいれば、逆のそうでもない人物もいて、で、この映画では誰のことも…誰1人として好きになれない人物ばかり。


内容も意味も分かるけど、これが純愛と言われても。ねぇ。ずっと微妙で最後にはきっと何かがあるはず、あってくれ…と思いながら見てましたが…ところがラストも最後まで嫌な気持ちのままで泣くどころか、逆にラストのあれで私は無になってしまった。

分かったところでやっぱ無理、好きになれる要素が私には全くなかった。人物も映画も。



ちなみに個人的に白石監督の作品は
好きな作品と無理な作品との差が本当激しい。
大好きな作品は孤狼の血と凪待ちのみ。
それ以外は全部シラけるか無。
ただしまだ6作品しか観ていないですが。

凪待ちは気持ちを揺さぶられて泣けたし、
孤狼の血はもう号泣!
それ以外は正直…うーん。
映画としては凄いとは思いますが、ただの好みの問題ですので悪しからず。
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