けんぱじ

いつまた、君と 何日君再来(ホーリージュンザイライ)のけんぱじのレビュー・感想・評価

3.8
向井理のお祖母様の手記から作られた作品だと聞き、同じような体験をしている母が観たいというので一緒に行ってきました。

同じような体験というのは戦中に中国に渡り、小さな子供を連れ、命辛々引き上げてきたというところなんやけど、私の母は幼少期のころの事。
母が言うには、1番辛い思いをしたのは中国から引き上げてくる時で、その辛さが少ししか取り上げられてなかったのが不審に思えたらしい。
たぶん、向井理のお祖母様の想いはお爺様への愛情を伝えたかったのだろうと…
そういう時代やから、不運に見舞われるのは仕方のない事ではあるが度重なるとお二人には相当辛かったであろうと思う。
そんな時でも心の底からお爺様を愛し、我が子達を愛し続けたお祖母様はとてつもなく強くて、優しい方だったんだろう。
第二次世界大戦という、とんでもない時代の波を必死で生き抜き、家族を愛し、守り続けてくれた方々がいらっしゃったから、我々がこの時代を生きていられるという思いを“また” この映画で感じさせてもらいました。
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