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DESTINY 鎌倉ものがたりの夜のネタバレレビュー・内容・結末

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

感動した、それが最初の感想でした。

年の差がある2人の暮らしを見て、あきこが自分と同じ年なのもあって、12歳差の彼との日々と重なる部分がありました。

だから、余計に感情移入したのかもしれません。

あきこの性格は純粋で心優しく、貧乏神にも優しく接し、次の居場所へ行くまで家に置いておく。そんなあきこに貧乏神も自分の持っているものから気に入ったと言った茶碗を渡す、あきこは、貧乏神に使わせてた茶碗と交換と言って貰いうける。

そして、あきこが寿命ではなく、妖怪のせいで死んでしまい体はどこかへ、そして、魂は黄泉の国へ、しかも、その天燈鬼という妖怪に平安時代から見初められていた、夫である正和とあきこは平安時代から夫婦であり、それを天燈鬼は邪魔をし、あきこを嫁にしようとしていたが、ことごとく正和の前世に邪魔されまくっていたらしい。それの証拠として、生まれた時に持っていたと言われてる牙は天燈鬼のものであることがわかる。

2人が窮地に立たされた時にその貧乏神の茶碗が2人を助ける、そして、現世まで連れ戻してくれるのであった。


話の中で正和の両親の過去を語るところがある。
父が研究のため遠出している時、母は化粧をして、いつもどこかへ出かけていた、それはほかの男のところで、正和は隠れて着いていきその光景に母を信じられなくなっていたのだが

この真実もあの世、黄泉の国に行った時にわかる。

実は小説家にもなりたかった正和の父は、祖父から受け継がれる研究と祖父の目から逃れて研究といって、出かけて、別の家に行き、そこで執筆作業をしていたのだ、しかも変装して

それを母は懇親的に支えていたということだった。

誤解が解け、現世に帰った時、父の名前を組み替えて出来た名前で本を出していたのだと納得する。

こんな2人のような夫婦になりたいと思った。
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