1号

私は絶対許さないの1号のレビュー・感想・評価

私は絶対許さない(2018年製作の映画)
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迷った末に、観に行った。これほど過酷な体験をした女性がどのようにその後の人生を生きるのかに関心があった。
観るのに体力と覚悟が要る映画です。レイプは言うに及ばず、家庭や学校での悪意、居場所のなさ、どれかひとつでも少女を壊すに十分すぎる。適切なケアもされない彼女が、メンタルに支障をきたすのも、自暴自棄になるのも必然。ひどい選択をしているようですが、責められるわけもなく、生き延びただけでもすごいと思います。

映画としての演出や演技に思うところがあるにして、そこに突っ込み入れる気力は失いました。。
ただ、社会派映画だと思っていたので、ふだん映画館では見慣れない感じのおじさんが多数を占めていたのにはかなり引きました。たまたまなのか…。世の中に潔癖性など求めてはいませんが、これが娯楽?として消費されているのだとしたら、さずがに絶望的に根が深いし、嫌悪感しかありません。
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