1号さんの映画レビュー・感想・評価

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(1953年製作の映画)

3.9

あの鳥籠の鳥に重なる高峰秀子演ずる女も哀しいが、東野英治郎演ずる男も哀しかったな。
雨が投影される部屋の隅に主人公を置いたシーンが印象的。豊田四郎の作品はモノクロに深いしっとり感がある気がする。
日傘
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あらくれ(1957年製作の映画)

4.0

おもしろかった!
まさにハマり役の高峰秀子はもちろん、役者みんなに味があったなぁ。
主人公は、別に意味なく荒くれてないし、きっぷが良くて魅力的な女性だよね、少なくともいまの価値観では。わたしは好きです
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華岡青洲の妻(1967年製作の映画)

4.0

安い嫁姑ものにならないのは、高峰秀子の名演あってこそ。
にしても、有吉佐和子ってほんとにすごいな。

いまなら許されないが、猫は映画の犠牲になったんだろうな涙

シカゴ(2002年製作の映画)

4.1

もう20年も前の作品なんですね。ブロードウェイは知らないので比べられないけど、それまで観てきたミュージカルのイメージとまた違う切れ味に当時劇場で興奮して、サントラも聴いたなぁ。
キャサリン・ゼダ・ジョ
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戦雲 いくさふむ(2024年製作の映画)

4.0

国と個人、本土と島。戦争と縁遠い日常を過ごせてきた世代、地域に住む者として、否応なく隔たるリアリティと、顧みられない人たちの日々に負い目を感じる。
映し出される島の人々の営みは力強く、眩しくて、三上作
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.1

おもしろい!
知的で、シニカルで、笑えること笑えないこと、いろんな要素がスパイスみたいに効いていて、素晴らしくクリエイティブな脚本と演出。
もう一回観よう。

私がやりました(2023年製作の映画)

3.9

フランス版のドタバタ劇で、殺人事件(といっても怖い要素ナシ)を巡るエスプリのきいたコメディ。ちょっと三谷幸喜を思わせる。
軽快でとても楽しく観てたんだけど、後半はやや間延び気味に感じた。主役ふたりがチ
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苦い涙(2022年製作の映画)

3.8

メタボな中年のおじさんの熱すぎる純愛を見せるのかフランソワ・オゾン、と思って見てたら、モデルがいるんかい!
予備知識なく観て最後の最後でそれがわかり、なんだな急に深くなった。
成功も家族の愛も友情も、
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稲妻(1952年製作の映画)

4.0

成瀬×高峰のファンとしては、スクリーンで観ることが叶って最高。林芙美子作品だし!
見事な群像劇で、芸術的な映画もいいけど、わたしは成瀬巳喜男の、この世俗的な感じが好き。

宗方姉妹(1950年製作の映画)

4.0

姉妹どちらも良かった。高峰秀子はコメディエンヌっぷりも実に見事で恐れ入る。

時代が時代で、腹立たしいところはもちろんある。でも女の映画。小津について語れるほどの者ではないが、女の感じる理不尽を、理不
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ジェニファーのしたこと(2024年製作の映画)

3.6

家庭内の抑圧だのもあったろうけど、何より執着した男が悪かったよね。彼女のモンスター性が強調された打ち出し方なれど、結局、執着のあまり、まともに考えられなくなった女の事件で、似た感じのは日本でもときどき>>続きを読む

キャタピラー(2010年製作の映画)

3.9

「好き」な作品とは言えないし、当時観たきりだが、なんともいえない重苦しさは忘れない。
あの戦時の異様さと当時の女性の置かれた立場という、いまとなっては理不尽で歪んだ社会状況と、そこに生きる人間の生々し
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アイアンクロー(2023年製作の映画)

4.1

呪われた一家って、その呪いは家父長制の呪いだ。努力家で真面目な兄弟だったからこそ、男はこうあるべしとの呪いの犠牲者になりやすかった。ただただ可哀想だった。
それぞれの最期のシーンを見せないのは、遺族の
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

海外経験のあるアジア人だから余計にだろうか、「わかるわかる」の連続だった。
こういうこと、あるよね。劇中、さしてドラマティックなことは起こらないが、一人の人生にとっては大きなドラマなのだ。二人とも、い
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グレート・スクープ(2024年製作の映画)

3.7

BBCの女性たちを中心にしてドラマを描いたのはとてもよかったのだけど、富や権力を極めた者たちによる一連の事件、スキャンダルの実話が激しくドラマティックなので、映画として物足りなさが残る。
にしても、日
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スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)

3.9

「そんなところに生まれたあなたが悪い」と言えるだろうか。
当人たちはもちろん、ティーンエイジャーの娘を命懸けで知らない国に行かせる親の気持ちもまた、想像するだけで胸が張り裂けそうだ。
いつ命を落としも
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ブータン 山の教室(2019年製作の映画)

4.2

平和で、貴さに満ち溢れていて、途中からずっと胸がいっぱいだった。
想像していた通りの筋書きだったけど、もうね、そこじゃないの。
奇跡のような風景と、子どもたちをはじめ、村の人々の瞳に釘づけになりながら
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.0

あぁ「外国の都市の深夜」だ、と思った。あの寄る辺のなさ。観ている方も心細くなる。
だけどこの映画には、映画的なことは起こらない。欧州における移民の主人公もその娘も、アウェーながらも日常を人間らしく生き
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.1

科学の成功がもたらすものを、成果が実世界に放たれて初めて科学者が真に実感する、その極み。
類稀な頭脳と探究心が、努力が、政治に、軍事に利用されてしまう、いまに通じる教訓。

原爆をどう使うかの話し合い
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自由を我等に(1931年製作の映画)

4.2

高峰秀子のお気に入りの作品ということで鑑賞。
1930年だよ。いやぁ、すごいなぁ。おもしろいし、人情、哀愁あって、役者もチャーミングだし、風刺が効いてるし、音楽の使い方も、撮影の仕方も、セットも、とて
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アメリカン・アンダードッグ(2021年製作の映画)

4.0

冒頭語られている通り、できすぎなくらいのアメリカンドリームcome trueの実話で、これがフィクションなら陳腐だわって物語。先が見えていようがこういうのは感動するに決まっている!というタイプど真ん中>>続きを読む

張込み(1958年製作の映画)

3.9

高峰秀子が自薦していたので、テレビでひどいCMを挟みながらの雰囲気ぶち壊しを耐えて観た(笑)。
冒頭の、列車の描写など、特に本筋と関係ないのだけど結構尺を割いていて粋だった。原作もおもしろさはもちろん
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ピアノ・レッスン 4Kデジタルリマスター(1993年製作の映画)

4.3

思い出深い作品。サントラで繰り返し聴いた旋律。
映像、音楽、物語、すべてが強い。あの海と登場人物の視線が忘れられず、30年ぶりにして余韻の力に呆然とする。影響を与えた作品は多いはず。
ホリーもハーヴェ
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それから(1985年製作の映画)

4.0

当時観に行った。夏目漱石の原作を読むより先に映画を観た。藤谷美和子の着物に憧れた。森田芳光の名は知らなかった。松田優作ファンというだけのまだ子どもで、どこまで理解したのかわからないが、物語の余韻に浸っ>>続きを読む

犯罪都市 THE ROUNDUP(2022年製作の映画)

3.9

さらにおもしろくなってた!
ダークすぎず、ウェットすぎず、グロすぎず、コメディ要素がいい感じだし、主人公が最強なので安心感を持って観れるとこが良き。
ラストのシーン、アドリブっぽい!楽しそうで良い!

犯罪都市(2017年製作の映画)

3.9

バイオレンスは苦手だが、マ・ドンソク演じるキャラクターの魅力が炸裂していて、アクションシーンも背負い投げとか独特のパワー系だしユーモアも人情もあるし、娯楽作品として充実の内容。マ・ドンソクってさ、もは>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.0

スピーディでスリリング。リアルなつくり。この度も、よくできてました。

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

これはいい映画!
子どもと、子どもだった人みんなへ、ってやつだ。
毒がない作品が全部いいわけではないけれど、これは毒がなくていい作品♡
うちの近所にもいてほしい。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.3

文句なしに良かった!思い切り笑ったし、幾重にも感動した。近年の邦画で一番!
脚本最高、役者も、特に井浦新は素晴らしかった!
感想にびっくりマーク(!)が多くなるー!
第1作の劇場見逃しが悔やまれる。シ
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パレード(2024年製作の映画)

3.7

是枝監督の『ワンダフルライフ』を彩色して賑やかにしたような作品だった。
救われるようなところがあって、豊かさのあるファンタジー。けど、あるいは救いを意図したからこうしなければならなかったのか、終盤はき
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

思い立ったところで99.9%の人が実行に移そうと試みないことを、いくつもの壁を乗り越えて実行して宝探しに成功したすごい話。実話だとわかって観るからおもしろいタイプの映画でした。
いまの時代にも、こんな
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.9

たった3日が、耐え難い時間だったと伝わってくる。
体調最悪のときにドレス着させられてパーティに出席してご馳走食べさせられる感じ。どんな価値あるものも自分にとって無価値な感じ。世界一豪華な牢獄にいたこの
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アイリッシュ・ウィッシュ(2024年製作の映画)

2.8

アイルランドの風景に惹かれて視聴開始するも、ながら見にも耐えないほどのバカバカしさに脱落。いい大人がこんなん作るのある意味すごい。

ナチ刑法175条/刑法175条(1999年製作の映画)

4.0

ずっと以前、確かアムネスティのフィルムフェスティバルで観たのはこの作品だと思う。
しょっちゅう映画を観るので忘れてしまっている作品も多いのだが、ナチスによる同性愛者へのこれほどの弾圧を知らなかったので
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.9

娯楽作品として上出来で、血を見なくて済むのも好み。鈍臭そうだったヒロインの変貌ぶりと、終盤のダンスとスケートシーン、それに猫が大変良い!
2時間に収めた方が良かったんじゃ?とは思ったけど、「好きなこと
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.2

スケールアップしてた!Part1もすごいと思ったが、序章だったのか。
今をときめく俳優たちが新たに投入され、スターウォーズとナウシカみが増し(こっちが先だが)、ティモシーの主役感が増し、千円台で観れる
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