1号さんの映画レビュー・感想・評価

1号

1号

映画はについては素人ですが、書くことは生業の一部です。
海外の新しい作品も、日本の昭和モノクロ作品も好き。週に2回は映画館で観ます。
観賞記録代わりです。

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ハワーズ・エンド(1992年製作の映画)

4.0

ジェームズ・アイヴォリーに描かれる貴族を見るのが好きです。私などにはきっと十分には理解できていないのだけど、働かず暮らす特権階級の、教養とか、お人好しさとかがエレガンス?になっているところとか、見てる>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

さすが!細かなシーンの演出からセリフから、感動?のラストまで、ほんと、たまらなくニクい。実話ベース、こうくるかタランティーノ!の、ハートフルですらあるファンタジーに感動です。
しかししかしブラピである
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ブラック・コメディ ああ!馬鹿(1969年製作の映画)

3.7

なんといって良いやら。昭和の映画には、ナンセンスを振り切った自由な作品はたくさんあると思う。
タイトルからしてアレなんだけど(笑)、そこに惹かれて観た。キテレツ。自由だなぁ。

ジョアン・ジルベルトを探して(2018年製作の映画)

4.0

本人が登場しない、ある意味異色のドキュメンタリー。まずジョアンを探したのはドイツ人。このドイツ人の本を読んだフランス人監督が遺志を継ぐようにジョアン探しをする。
実像に迫るとか、謎に切り込むばかりがド
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ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

天才の、愛情を欠いた生い立ちに起因する孤独の深さは成功によって破滅的に深まっていく。親友の存在さえなければ生きていなかったのではないか。
ろくでなしの恋の相手やプロモーター、あるある。
生き延びた彼は
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トム・オブ・フィンランド(2017年製作の映画)

3.9

近年、LGBTを題材にした作品の上映がすごく多いけど、つくられる数が多いのかな、それとも日本で上映される数が多いのかな。いずれにしてもいい作品が多い。
誰かを愛するというのは素晴らしいこと。誰を愛そう
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北の果ての小さな村で(2017年製作の映画)

3.9

取り立ててドラマチックなことは起こらないし、分かりやすい感じなんだけど、グリーンランド!この場所であることがすべてでしょう。それだけで観る価値ありました。まだ知らぬ土地と文化を知ることは喜びです。
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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.9

普通に、とってもいい映画じゃないか!
悪い人出てこないしさ、役者も良かったよ。

世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

4.0

知的でタフでセクシーな…なんて言うと実にチープだけど、荘厳さすら感じられた。
大人なふたりの恋に、それから美しい映像に、心奪われ、胸が締めつけられました。

悪い評判を横目に、ヴェンダースだからと観に
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トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)

3.8

お盆休み、帰省先でレイトショー
こんなに情に訴えてくるストーリーだったのか(笑)。

ピータールー マンチェスターの悲劇(2018年製作の映画)

4.0

ここでは全体に評価が辛めのようですが、わたしは素晴らしい作品だと思いました。
いまでは当たり前とされて行使もされない参政権、こうした名もなき犠牲を重ねて獲得してきたものだと思うと重い。

展開も演出も
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存在のない子供たち(2018年製作の映画)

4.2

このような映画は観たことがない。しかし現実に起きていることだ。
主人公は、子どもに与えられるべきものをなにひとつ与えられずして、人として持つべきものを持っていた。できるすべてで自分より小さき者を守ろう
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.0

あんまり羨ましすぎて落ち込んだ…(笑)。

公共とはなにか。知性とはなにか。社会的包摂とはなにか。
このような場所を存在せしめる社会の懐の深さに感じ入ってしまった。。

長いしドラマティックなことも起
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

5.0

劇場で観れてただただ感無量。
奇跡のキャスト、もう最高!

凪待ち(2019年製作の映画)

3.9

慎吾ちゃんもがんばってたし、脇を固める役者のみなさんが良かった。主人公の役柄は、観るのもしんどい感じだったけど、現実には、彼と同じように人生が噛み合っていかない境遇の人がけっこういると思う。
物語の中
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

最後に流れた曲が、チリのトランスジェンダーの女優が演じた『ナチュラルウーマン』のラスト(いままで観た中で最も美しいラストシーンのひとつだった)のアリアと同じだったのは偶然?…じゃない気がする。

主人
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.9

先月観た『メモリーズ・オブ・サマー』のアメリカ版のような、こちらもいい映画でした。

生々しい大人の世界を見させられる少年が不憫すぎて苦しくなる。それでも踏みとどまりながら成長する少年。。

美しい田
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

監督の前作、『イーダ』がすごく良かったので待ち遠しかった。
深い寂寥感は東欧ならではと言うべきなのでしょうか。美しいモノクロに溶け出すようでした。そして音楽。完璧でした。
主役のふたりは役柄を生きてい
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おしえて!ドクター・ルース(2019年製作の映画)

3.9

RBGにも、「こんな女性がいるなんて!」と感嘆しましたが、ドクター・ルースは輪をかけて、かもしれない。
この作品を「下ネタありのコメディ」だなどと見くびってはいけません。
激動の時代の中、あまりに、あ
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新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

よく作ったし、よくできていた。
こんなの手がけたらテレビの仕事ができなくなると、何社かの制作プロダクションが断ったそうだし、エンドロールには載せないでという声はいくつもあったらしい。
制作、製作、上映
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

愛に満ちた映画。
とんでもなく悲しい人生の大事件を、物語がやさしく受容している。
過剰さがなくとても自然で、ふつうの人たちの人を思いやる気持ちがやわらかに希望を育てていく。
アマンダと若い叔父、二人の
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クリムト エゴン・シーレとウィーン黄金時代(2018年製作の映画)

3.4

芸術家たちが生きた時代の空気感を知ることができて、作品鑑賞が深まる。

ナレーションが演出過剰で鼻についた。専門家のコメントは字幕にしてもらいたかった。
素材だけで十分ドラマティック。盛りすぎて逆効果
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サチコの幸(1976年製作の映画)

4.0

わたしの中にある映画の良し悪しの枠を超えてきたので、主役のセリフが棒読みだろうがそんなことはどうでもいい。
2~3日に一度は映画を観るけど、映画のあらたな魅力を知った、名画座の夜(笑)。昭和史。

イーダ(2013年製作の映画)

4.1

どうしていままで観ていなかったんだろう。素晴らしかった。
終盤の、イーダの選択。セリフ、眼差し。全部が胸にきた。苦悩も罪も自分の中に取り込んだ彼女は、さらに神様に近づいた気がする。
こういう映画を観る
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ウィーアーリトルゾンビーズ(2019年製作の映画)

3.7

好みかと言われると好みじゃない。疲れる、いい加減にしてくれ(笑)。けど、映画として評価されるのわかるというか、されてしかるべきと思う。
波状攻撃のように繰り出されるハズレのないセリフ、物語、音も映像も
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ビル・エヴァンス タイム・リメンバード(2015年製作の映画)

3.9

まったく詳しくはない世界だけれど、偉大な芸術家の、こうしたドキュメンタリーが好きです。
ジャズってどうしてこう、血が踊る感じになるんだろう。ドキドキしながら観ました。巨人のまわりには巨人がたくさんで、
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風をつかまえた少年(2019年製作の映画)

3.8

序盤、ちょっと安っぽい印象を受けて心配になったのですが、だんだん引き込まれていきました。
実話である物語の強さ。これが圧倒的。薄っぺらい夢物語ではなく、極限の中、皆で生き延びようとした少年と、最後には
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エル・スール(1982年製作の映画)

4.0

好き。素晴らしい。赤の使われ方。。なんなのこのセンス。

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.2

映画館で観れてめちゃくちゃうれしかった。
いまも名前を記憶していたアナ・トレント。忘れられない眼差し。
いろいろたまらなかった。

メモリーズ・オブ・サマー(2016年製作の映画)

4.0

すごい好き。
セリフが少ない。主人公の少年は、一言たりとも自分の気持ちを言葉にしてないんじゃないか。それでいて驚くほど鮮やかに、饒舌。切なくて切なくて、抱き締めてあげたかった。
ポスターになってるシー
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卒業(1967年製作の映画)

4.0

映画館で、4Kで、ありがたい!
やっぱりね、名作は名作ですね。
主人公は、青春とか若さゆえの純粋さと表現するのがためらわれるキャラクター(笑)。ヤバい部類(笑)。物語の筋も読めちゃうし、設定もいまとな
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ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた(2018年製作の映画)

3.6

うーん、脚本も演出も平凡でした。
個々の人物の描かれ方が中途半端で、物足りなさを感じました。
レコード屋さんが舞台という設定は好きだけど、残念。

パリの家族たち(2018年製作の映画)

3.8

ここでの評価は低いけど、わたしは嫌いじゃないです。
一人ひとり、しっかり自分を持っていることを是とし、個を尊重する、かの国らしさが伝わってきた。特に女性たちが主役であることから、社会や家族、パートナー
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.8

ちょっと儚いような、淡くて繊細、詩的な映像と物語。はっとする印象的な絵を何度か見せられた。
あら探しをするわけではないのだけど、大人のセリフや演技が、子どものそれに比べて不自然で気になった。
子どもは
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実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)(2007年製作の映画)

3.9

ずっと恐ろしくて観るのを躊躇っていた。でも観て良かった。

信じられない残虐行為が行われたわけだけど、オウム真理教同様、一人ひとりは真面目で、少なくとも最初は、純粋によりよい世の中や生き方を求めた若者
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長いお別れ(2019年製作の映画)

3.8

中野量太監督、『湯を沸かすほどの熱い愛』のあとはこれだったか。
人を信じてる人だから撮れるのか、人を信じたくて撮るのか。ふつうっぽいけど実は絶対いないような家族が、ふつうの家族のように登場し、それぞれ
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