「 ‶クソ” の丁寧語は?」
「私は痛みを感じない超人だ」ってんで、主人公が撃たれても刺されても平気な顔でバッタバッタと殺しまくるアクションかと思いきや、主人公のその特性を序盤で早々にぶっ潰して、普通のバイオレンスアクションになり果てた作品。
二転三転するストーリー展開は悪くはないと思うけれど、何かが足りない。痛みを知らない男が痛みを知るようになったら……という点にもっとフォーカスしてみると、また違った味が出たのではないかなと思う。
主人公を演じたウィル・ケンプって『ヴァン・ヘルシング』の狼男だったなそういえば。本職はダンサーだよねこの人。
それはそうと、ダグ・ジョーンズの気持ち悪さが素晴らしい。
「君の人間性は崩壊したかい?」