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誰が為に鐘は鳴るのかずシネマのレビュー・感想・評価

誰が為に鐘は鳴る(1943年製作の映画)
3.1
手相見ていたガハハな姐さんかっこええな。ええキャラしとる。宮崎駿の作品にいそう。
姐さん、貴女は綺麗だよ。

冒頭に派手なシーンを持ってくる掴みはとても良かった。
やけど次の、橋をどうするか問答、俺は臆病じゃない!馬可愛い!のシーンからかなり失速した印象。
そして失速したまま最後まで進行する。
最後の方の戦闘シーンは迫力あったけど、それまでがとにかく長い。
「魔法がとけると私が美人じゃないと気づいて去って行く」みたいな話自体は興味深く聞いたけど、必要?と思う。

インターミッション前のシーンのパブロさん、気の毒な様にも思う。
皆と意見が違うから責められて、だから意固地になっとるだけにも見える。
あんだけ排他的になって皆で責めんでも…と思う。
状況的に人の怖い部分が出たって描写なんやとは思うけど。
途中出て来た回想の暴徒と化した民集のシーンにしろ、狂気としか思えない。
胸糞悪かった。

バーグマンが足手まとい系のヒロインだったのも冗長さを加速させていたと思う。
何も出来ないのに、心配だからついて来ちゃった☆系の…。
こういうの、ほんまに要らん事と思う。

終盤の「私は君なんだ」という主人公の台詞はとても良かった。
あと、無能な上司にきちんと自分の意見を言ってそれを通す部下のシーンが良かったわw

インターミッション直後のうさぎ持ってルンルンからのヤベッのシーンはちょっとワロタ。
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