予想よりも良い脚本演出とエマストーンスティーブカレルの演技力の高さに引き込まれ、観ていて胸が苦しくなりながら、全体的に楽しめる映画だった。
この時代はまだ男女差別がこんなだったんだ、と思い知らされた。敬意を払えられていない女の苦しみと、男性優位をかざしながら家庭や自分が栄光から取り残される自身における男心の苦しみ、そしてバイセクシャリティによる苦しさ、をうまく組み込んで、易しくわかりやすく構成されている。
あのテニスの試合のシーンは実写なのか、2人とも本当の試合を行なっているようにハラハラしたな。テッド役はホントに綺麗で素敵だ。
