このレビューはネタバレを含みます
男女差別の嫌なところは、非常にわかりやすく描かれてるのだけど、ただ「差別はダメですよね」って映画じゃなくて、その中で翻弄される実在の人物の人間らしいところが描かれていて映画として見応えがあった。露悪的に問題のある発言を繰り返す人のどこかもの悲しい側面だったり、
女性のリーダーとして戦う主人公が完璧無欠な人としてではなく、自分自身に翻弄されているところが描かれて良かった。もちろん、ちゃんと嫌な奴は嫌な感じで描かれていた。
カメラの使い方も上手くて、ホテルの構造を生かして、緊迫感を煽るシーンなんか最高…
おすすめです。