フレームイン・フレームアウトのテンポが好き

エーゴン・ギュンター監督『君が大人になったら、アダム』(1990)

魔法はいらない。
光をまとうものたちが嬉々としてそこにあるから。

権力を持ったものもまた権力を与えられた者で、その地位に満足していない。

"嘘を見つける必要はない信頼をできる友人を見つけよう"
ソ連による社会主義下における東ドイツの不条理な世界観をシニカルにかつポップに描き取った快作。
そして製作中に撮影中止に追い込まれてなお、無音でも捕捉クレジットでも手段は問わず完成までこぎつけたスーパー意欲作でもあった！！

"WENN DU GROSS BIST, LIEBER ADAM" (1990) directed by Egon Günther

There's no need for magic.

Because those who wear light are there with joy.

Those who have power are also those who have been given power, and are not satisfied with their status.

"You don't need to find lies, just find friends you can trust"

A masterpiece that depicts the absurd worldview of East Germany under Soviet socialism in a cynical yet pop style.

思いがけず良作。こういう映画をどんどん観たい。