デルタ

劇場版 嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~/ヘンリー五世のデルタのレビュー・感想・評価

4.0
記録。

「少数だが 我ら幸せな少数は 皆 兄弟だ
今日 余と血を流す者は 我が兄弟となる」

1599年頃に執筆された『ヘンリー五世』。伝説の「アジャンクールの戦い」を中心に、勇敢な王ヘンリー五世の活躍を描く。
放蕩息子から立派な王へと成長したヘンリー五世。
王の宿命である孤独に苦しみながらも、
兵士たちの痛みに耳を傾け、彼らと関わることに熱心な思いやりのある君主。

戦闘前の祈りは、リチャード二世に対する父親の罪で神の裁きを受けることを恐れ、戦いの神に自分を見捨てないよう、心から懇願している。

人間の儚さ、肉体と名声の束の間の栄光。
白馬に乗り、颯爽と駆け抜けるヘンリー五世。
トム・ヒドルストンの、繊細で知的な演技が光る。
デルタ

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