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オール・ザ・ウェイ JFKを継いだ男のcatmanのレビュー・感想・評価

3.7
1964年の公民権法成立に尽力したジョンソン大統領の伝記モノ。監督は『オースティンパワーズ』シリーズ( ! )のジェイ・ローチ。主演のブライアン・クランストンの余裕すら感じさせる確かな芝居で魅せる。アンソニー・マッキーが何処と無くキング牧師に見えて来るから不思議。役者って凄い。オープニングで血に染まったリムジンのシートを映すことでJFK暗殺直後であることを示唆する描写が新鮮だった。テンポが良くてスイスイ観られるので、その所為かジョンソンの苦悩と苦闘は伝わりにくい気がする。画作りの面も含めてテレビムービーだと言われると納得。それにしてもJ.エドガーはロクでも無いヤツだ。

ところで日本じゃこうした映画は撮られないでしょうね。その辺にも政治の質や国民性の違いが現れている様に思う。
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